2022年3月18日(金)は東京富士語学院の卒業式でした。コロナ禍で自律性を身につけ、しっかり学び当初の目標を果たした35名の学生たちが卒業していきました。

 大学院7(研究生4を含む)、大学13、専門学校14、就職1でした。

その卒業式のときに、旅立っていく卒業生のスピーチ大会をしました。クラス内選抜で選ばれた10人の学生たちです。スピーチを行う学生の紹介も学生が行いました。卒業生35名のうち、20名がスピーチ大会で発表したことになります。学生が作り上げるすてきなスピーチ大会になりました。

 10人のスピーチ、10人の紹介とも、それぞれの個性が表現された、あたたかく、そして、本物のこころを表現した真実のスピーチになりました。

 最優秀賞は韓亭屹さん。1年3か月の間に、自律性を身につけ、対話力をつけ、初期の目標であった帝京大学教育学部に合格しました。おめでとう!

         日本に留学して成長したこと 2022年3月18日 韓亭屹  日本での生活はもう1年が過ぎました。時間がたつのは本当に早いですね。まるで1か月か2か月だったように感じます。学校のていねいな指導に心より感謝します。文法、読解、単語の授業はとても役に立ちました。授業以外にも、遠足や校外学習などの活動も充実していますので、留学生活がよりいっそう楽しくなりました。とくに和洋女子大学の教壇実習の時、とても楽しかったです。いろいろな知識は勉強になりました。  卒業―この言葉を聞いたら、初めて東京富士語学院にきた時のことを思い出しました。その時何もわかりませんでしたが、とても緊張しました。でも実際に先生と話した後、緊張感は全然なくなりました。そして、クラスメートとの交流も、一日一日楽しくなっていきました。やはり東京富士語学院のみなさんはとっても優しい人ですね。  では、自分の成長したことを話します。一つは『自立性が高くなった』ということです。日本に来る前はあまり自立した生活をしていませんでした。大学でもルームメイトがいますから、自立した生活ではありません。日本での生活はとても自立性を鍛錬しました。助けてくれる人はほとんどいません。問題は自分で解決するしかありません。これが自立性が高くなった原因です。  第2は『コミュニケーションが上手になった』ことです。これは前の自立性と関連がありますね。一人暮らしですから、もしわからないことがあったら、わかる人に聞くしかありません。ですから、日本語もコミュニケーション能力も上手になりました。そして、知らない人と話す勇気もだんだん大きくなりました。  そして、第3は、『計画を立てて生活する』ことです。自分は以前いつも無計画な生活をしていました。何の規律もなく、心のままに過ごしました。でも、日本に来てから、だんだん計画を立てて生活するようになりました。そのおかげで体の調子もよくなりました。  この3つが日本に留学して成長したことです。東京富士語学院のみなさんと過ごした日々は本当に楽しかったです。これからみんなはそれぞれ自分の道を行くでしょう。でも、一緒にすごしたことは絶対に忘れません。  先生にいろいろ迷惑をかけてすみませんでした。そして、一年間たいへんお世話になり本当にありがとうございました。これからも一人でがんばります。

 

みなさんの成長にこころからの敬意を表します。そして、みなさんの新しい生活が充実したものであることをいつも、この東京富士語学院で、祈っています。いっしょに学びを共にできたことに感謝します。