東京富士語学院では探究学習として、1.地域に溶け込むことができる、2.日本社会と共生することができる、3.日本文化を知り、日本文化の意味を考える、をCan-do目標に、積極的に校外学習を行っています。
秋の校外学習としては、まず大相撲秋場所観戦(令和8年は9月13日~9月27日)。この5年、続けています。
5年前に東京富士語学院は日本相撲協会の団体会員になりました。団体会員になると、20名以上の申し込みで、前売り開始前の5月に先行で予約することができます。令和八年九月場所(東京)団体申し込み – 日本相撲協会公式サイト。
椅子席Cは平日は3500円。一次抽選申し込み受付は、5月25日(月)10時でした。この日までに、希望する学生を募集し、5月25日(月)32名で申し込みました。抽選にあたるかどうか・・・。
結果は全員抽選に当たりました!
そして9月場所12日目の9月24日(木)。JR両国駅西口に3時集合。両国国技館へ。2階イスC席。向正面12列。
Mさんは、この日午後2時から専門学校のZOOM試験でした。試験を終え、Mさんと私は一足遅れて、国技館へ向かいました。国技館前には力士の幟が。感動したMさん。「写真をとりたい!!」

近くの人に頼んで写真を撮ってもらいました。石川県から来たというこの人は、ご当地力士の炎鵬と大の里のファンだとか。チケットが取れなかったけど、両国国技館の外から応援するのだとか。大相撲人気の<すごさ>を知りました。
国技館に入って、Mさんは「わあ!きれい」「わあ!すごい」
ここでも、近くの人に、横綱「大の里」「豊昇龍」大関「霧島」「琴桜」「安青錦」と一緒の写真を撮ってもらいました。

向正面まで一回りして、場内に入ると、力士たちとそれを囲む大相撲ファン観戦者が作り出す空間は、力士と観戦者の対話の空間でした。ブーバーの言う「我」と「汝」の空間。マルティン・ブーバー(1979)『我と汝・対話』植田重雄訳(岩波文庫)
Mさんは、「わあ、きれい~。すばらしい」
そのあと私たちは大相撲九月場所星取表と本日の取組表を見ながら、中入り後の20番をどちらが勝つかを、力士の仕切りの様子から予想しながら、身体接地したことばで、応援しました。

「西は錦富士、富士、これはよめるでしょ」「ふじ。とうきょうふじごがくいんのふじ」「東は獅子、獅子はライオン、ウクライナ出身」「どちらが勝つと思う?」「西」。「じゃあ、錦富士を応援しよう」、「せーの」
「に~し~き~ふ~じ~」
興味をもてば、漢字も読むことができるようになります。
「社会に関心をもち、漢字の自律学習ができるようになる」。これが、東京富士語学院の漢字学習のCan-do目標ですが、まさしく、それを体現する校外学習になりました。


結びの一番は、『熱海富士』と『大の里』。
異次元の体を楽しんで、両国国技館をあとにしました。振り返ると、大きな満月が夜空を彩っていました。
学生たちに、「日本文化を知り、日本文化の意味を考える」時間を与えられたことに、大きな満足感を感じていたところに、旬の力士『藤の川』が、足早に通り過ぎていきました。さっと、さわやかな秋風がふいたように感じられました。

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