2026年9月25日(金)は、中秋の名月でした(満月は9月27日(日)です)。中秋の名月には全国で観月会が開かれています。
東京富士語学院から歩いて15分の向島百花園では、9月24日(木)から26日(土)まで月見の会がhttps://www.tokyo-park.or.jp/park/mukojima-hyakkaen/news/2026/hagimatsuri.html開かれました。同時に9月19日(土)から10月12日(月・祝)まで萩まつりも開かれています。


向島百花園でいつから『月見の会』が開かれたのかは、わかりませんが、向島百花園のちらしによれば、江戸時代、向島百花園で開かれた観月の句会が、「月見の会」の始まりということです。
十五夜や豊作祈願と収穫への感謝の行事として親しまれたきたということです。秋の七草の萩が江戸時代の風情を感じさせるこの時期。向島百花園では、ハギのトンネルが秋の風物詩となっています。


いつもは、午後5時で閉園する向島百花園。月見の会の期間は最終入園は20:30まで。
昨年、月見の会へ行って、感動した私は、9月25日(金)仕事を午後6時に終えて、見番通りを足早にとおって、向島百花園に向かいました。
私の敬愛する松尾芭蕉の句が書かれた絵行灯。「雲をりをり 人をやすめる月見かな」
1685年に芭蕉が中秋の名月を詠んだ歌といわれています。

「名月を とってとくれろと 泣く子かな」一茶
江戸時代の俳人、小林一茶が詠んだ句です。小林一茶は3歳で母親を亡くし、複雑な家庭環境から、弱いものに寄り添う俳人と言われています。

そんな絵行灯が、対話的に語りかけてきました。
本当に美しい空間でした。絵行灯は、毎年、墨田区在住の方によって、描かれているそうです。
中秋の名月に背中を押され、多文化の訪問者(フランス語・ドイツ語が聞こえてきました)とのことばによらない対話を深く味わいながら、江戸時代につながる向島百花園の空間を、ゆったりと、しずかに、一歩ずつ、踏みしめました。
こんなに、美しい空間を創り上げている、庭師の方々への、畏敬の念と、敬愛の念が、こころのそこから湧いてきました。


秋学期が始まったら、留学生たちと、月見の会を分かち合い、萩まつりの「ハギのトンネル」を歩こうと思います。
「日本文化を知り、日本文化と共生する」ことを念じて。


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