秋学期、2023年3月の卒業・進学に向けて、上級クラスは『本物のプレゼンテーション』に取り組んでいます。どうしても、プレゼンテーションは内容との本物の自己内対話ができていないために、聴衆が内容と対話できずに、伝わらないプレゼンテーションになってしまいます。
50回目の日本語教室の小径では『本物のプレゼンテーション』について考えます。
💛目標
1.自分の専門分野、あるいは興味がある分野について、論理的に説明できるようになる。2.PPT作成、発表原稿作成:ふつう体で簡潔に。
3.聴いている人が内容と対話できるようなわかりやすいプレゼンテーションができるようになる。
「わかりやすいプレゼンテーションとは」という講義で具体的に指導を行いました。
💛わかりやすいプレゼンテーションとは
*大前提
1.自分が本当に伝えたいことを自己内対話で考える。
2.内容についてよく自己内対話をして、自分がわかるまで準備する。
*発表の技術
1.プレゼンテーションは「です・ます体」で統一する。
2.初めの自己紹介とあいさつは敬語を使う。
3.漢語ではなく和語を使う。
4.文は短くする。長い文は接続詞を使って、2つに分ける。
5.いくつかのことを並べて説明するときは、先に全部でいくつあるか予告する。
6.「では」「まず」「次に」「最後に」など構成の順序を表す言葉を使って、全体の流れをわかりやすくする。
7.最後まで聴いている人の立場に立って、気持ちよく発表を終えるようにする。
いくつかの発表を終えました。学生たちは、大前提に立って、よいプレゼンテーションができるようになってきています。
自分が本当に伝えたいことはなんだろう??
自分はそのことについて本当にわかっているのだろうか。
これはベトナムのギーさんの「通訳・翻訳について」というプレゼンテーション」です。
発表のあと、みんなでビデオを見ました。
ギーさん:「もっと準備すればよかった、準備がたりなかった・・・」
さらに、よいプレゼンテーションができるようと私は確信しました。
すばらしい学生たちです💛
クリックしてギーさんのプレゼンテーションをお聴きください。
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