2022年1月現在、日本語教員になるためには、3つの方法があります。
- 日本語教育能力試験に合格する
- 4年生大学に開校されている日本語教員養成課程(26単位以上)を受講し、修了する
- 短期大学以上を卒業し、民間で行われている420時間以上の日本語教員養成講座を修了する
🌹私は2006年から大学の日本語教員養成課程にかかわっています。きょうは2020年度コロナ禍でオンラインで行ってきた2年間の日本語教員養成課程の最終日でした。教壇実習は対面で行いました。
きょうは22名の学生たちの3分間の「贈る言葉」。なぜ、彼女たちが日本語教員養成課程を履修しようと思い、コロナ禍の2年間どんな気持ちで取り組んできたのか、それぞれに贈る言葉として言の葉に綴り合いました。彼女たちが贈る言葉は、自分の今を綴る本物、でした。伝える本物とは何か、私は深く考える機会を与えられました。
本物とは
- 伝えたい対象がはっきりしている
- 伝える目的がはっきりしている
- 伝える内容がはっきりしている
- 伝えた結果を自分に引き受けるさわやかさがある
- 伝える内容が自分の今後の生き方につながっている
と考えました。
🌹学生たちの本物(の一部)を伝えます。
M.O「精いっぱい取り組んだということ、自信をもって言えます。『This is your life』これからの人生は自由であり責任をもって自由に生きること、これをみなさんに贈りたいです」
R.Tさん「この仲間は協力できるチームであると最初のときに感じました。『伝えることを続けていってほしい、対話的な姿勢を貫いてほしい』これが贈る言葉です」。
H.Oさん「自己開示の大切さ、コミュニケ―ションをとっていくことの大切さ、を学びました。楽しかったです」
Y.Mさん「この仲間は本当に大切な仲間になりました。自分の成長につながる経験ができました。日本語教員養成講座が大きなものを与えてくれました。達成感を味わうことができました」
H.Sさん「やさしい日本語、心でのやりとりを学べる授業でした。みんなで授業を作っていきました。コロナ禍でつながりを意識できました」
Y.Kさん「自己開示、伝える姿勢を意識して生きていきたいです」
Y.Hさん「日本語教師のイメージが大きくかわりました。文法を教えるのではなく、対話にpositiveに向かっていけるような態度を育てていくこと、相手のことを知りたい、相手の文化を理解したいという態度を育てていくことだと気づきました」
🌹多文化共生の姿勢を身に付け素敵な若者たちが育っていきました。さわやかで、あたたかい時間でした。ありがとう!がんばって!!
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