2023年1月17日(火)、きょうは阪神淡路大震災から28年目です。あの日も火曜日でした。5時46分、神戸で大きな地震が起きました。6434人が亡くなりました。高速道路が決壊したり、家屋が全壊したり、神戸の町は変わり果てた姿になりました。

父の故郷は神戸の三田。六甲山のふもとです。この日はわたしにとって、忘れられない日となりました。

災害はたいへんだけれど、そこから強い絆がうまれることを神戸の震災も教えてくれました。

私の大切にしている歌『しあわせ運べるように』を、留学生のみなさんと歌いました。この歌が作られた背景を伝え、歌詞を丁寧に伝えました。

作詞・作曲者は臼井真さん、当時神戸市立港島小学校の音楽専科教諭でした。自宅が全壊し、身を寄せていた親戚の家で、変わり果てた三宮を見て、10分で作詞・作曲したと言います。

『地震(じしん)にも負(ま)けない強(つよ)いこころをもって

なくなった方々(かたがた)のぶんも毎日(まいにち)を大切(たいせつ)に生(い)きてゆこう

 

傷(きず)ついた神戸(こうべ)を元(もと)の姿(すがた)にもどそう

支(ささ)え合(あ)う心(こころ)と明日(あした)への希望(きぼう)を胸(むね)に

 

響(ひび)きわたれぼくたちの歌(うた) 生(う)まれ変(か)わる神戸(こうべ)のまちに

届(とど)けたいわたしたちの歌(うた) しあわせ運(はこ)べるように

 

地震(じしん)にも負(ま)けない強(つよ)い絆(きずな)をつくり

亡(な)くなったかたがたのぶんも毎日(まいにち)を大切(たいせつ)に生(い)きてゆこう

 

傷(きず)ついた神戸(こうべ)を元(もと)の姿(すがた)にもどそう

やさしい春(はる)の光(ひかり)のような未来(みらい)を夢(ゆめ)み

 

響(ひび)きわたれぼくたちの歌(うた) 生(う)まれ変(か)わる神戸(こうべ)のまちに

届(とど)けたいわたしたちの歌(うた) しあわせ運(はこ)べるように

 

響(ひび)きわたれぼくたちの歌(うた) 生(う)まれ変(か)わる神戸(こうべ)のまちに

届(とど)けたいわたしたちの歌(うた) しあわせ運(はこ)べるように』

 

神戸市立港島小学校のこどもたちの歌に合わせて、みんなで歌いました。

中国人、ウズベキスタン人、イスラエル人のみなさんと・・・

歌はみんなのこころに響きわたりました。

歌はみんなのこころに届きました。

しあわせへの祈りを運びました。

ある中国人学生は次のような感想を送ってくれました。(一部政治的な発言もあるので全部はお伝えできませんが。)災害を忘れない、災害をかたりついでいくことの大切さに気が付かせてくれました。

『先生、昨日はとても感動しました。日本社会は、震災の日がめぐってくるたびに、心にとどめ、歌を歌います。中国では、すべての災害を忘れるようにします。・・・』

その美しい時間を伝えるようにと、ウズベキスタンのエルショドさんが、自然に、動画をとってくれていました。

ありがとう、エルショドさん💛クリックして動画をごらんください。

しあわせ運べるように』