4月から進学クラス2-1の担任を自ら引き受けました。前担任から「学びに向かわないクラス」といわば匙を投げられたクラス。私は「そんなことはない。人は学ぼうとする存在だから」と(村井実著作集1『教育学入門』)。
第43回の日本語教室の小径で考えたように、クラスづくりの5つのポイント
1.学び合う協働体づくり:聴く姿勢づくり
2.日本語で対話する姿勢
3.学生がこころからかかわれる教材
4.授業の構造化
5.評価の明確化
に取り組んできました。
2-1クラスの学生がこころからかかわれる教材として、『多読ライブラリー』について、第38回と第41回で報告しました。
担任自身は『学び合う協働体』づくりができてきたという実感があった7月6日、『面接マナーガイダンス』で外部講師のかたにお願いしたところ、「今までで最低のクラス」と言われました。
「そうか、外部のかたにはまだそう見えるのか・・・」。
その評価を得て、わたしは2つのことにポイントを絞り取り組みました。
1.学生の聴く姿勢、学ぶ姿勢が外からみた姿勢に現れるようにする
2.明確な進学意識をもたせるための面接練習
学生たちは自分の短所として「自律性がすこし足りないです」と口をそろえて言いました。
「そうか、学生たちは自分にもっと自律性をつけたいと思っているのだ」
わたしの目標もさらに明確になりました。
そして、7月21日外部講師による『進学説明会』を迎えました。
参加した学校は、1.亜細亜大学、2.中野スクールオブビジネス、3.ICSカレッジオブアーツ、4.お茶の水スクールオブビジネス、5.ハリウッド美容専門学校、6.日本電子専門学校
どの学校の先生がたも伝える姿勢をもって、説明をしてくれました。学生たちへのレスペクトをもって。
そして、2-1クラスの学生たちも熱心に『対話』をしていました。
わたし「どうですか。周先生・・・」
周先生「とてもいい学生さんです。陳くんがこの学校に来たいということが明確に伝わってきましたので、全力でサポートしたいと思います」
参考文献
村井実(1988)『村井実著作集1 教育学入門』(小学館)
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