2023年9月2日(土)東京富士語学院日本語教師養成総合420時間総合コーススタートしました♪

私は、対話力を育める教師を育てたいとずっと考えて、30年間、日本語教師養成を行ってきました。長年の友人である横山紀子さんもそこに賛同し、関わってくれることになりました。東京富士語学院で、2022年10月から具体的に作業をはじめ、私につながる多くの方の協働のもとに、2023年(令和5年)5月6日文化庁から日本語教師養成コースの許可がおりました。文化庁届出受理番号R05061513043、大切に日本語教師を育てていくプラットフォームができました。東京富士語学院を設立した大関秀鳳さんといつも支えてくれた関根昭国さん、事務のリン勇さん、そして和洋女子大学でわたくしの養成コースを熱心に受講しいまは専任となった小川さくらさんほか、たくさんのかたがたのおかげです。

パイロットケースとして、6名の受講生が集まってくれました。東京富士語学院を支えていって欲しいと願っている、3人の先生がた(ネイティブ)と、東京富士語学院を支えている中国人の方がた(ノンネイティブ)です。

初日の授業で、日本語教師について私が経験してきたことを説明をしたあと、受講生に次のような質問をしたました。受講生は質問に、誠実に、答えてくれました。一人の受講生の回答を引きます。

1.ここまでの説明を聞いてどのような印象を持ちましたか。

東京富士語学院のなぞが解かれていくようで、とてもミステリアスな印象をもちました。

2.自己紹介をお願いします。

今年3月に化学メーカーを定年退職して、4月から日本語教師を始めました。この5か月間で、倉八先生をはじめ、いろいろな先生がた、学生たちからいろいろなことを学びました。その中でも、コミュニケーション・協働体意識の大切さを学べたことがいちばんよかったです。

3.日本語教師のイメージはどうですか。

同僚の先生、学生たちとともに学ぶ、そんなイメージです。

4.日本語教師に必要なことは何だと思いますか。

あきらめず、新しいことに挑戦しつづけることだと思います。

 

受講生のひたむきな姿に接して、私にできることを丁寧に、誠実、にやっていきたいという思いがいっそう強くなりました。明るく、楽しく、前向きに。

午後の「言語理解の過程」を担当した横山紀子さんは、感想をこのようにのべました。

「みなさん午前中の疲れも見せず、終始積極的に参加してくださいました。さすが社会人のクラス、理解もよく、気持ちよく進めることができました。山岡さんは、東京富士で授業を持っているので、実際の授業で使っている教材を題材に読解タスクを考えてくる宿題を快く引き受けてくれました。10月からは伊藤さん、都間さんも教え始めるので、養成コースの授業で扱った内容が実際の授業にどう生かせるか(はたまた生かせないか??)まで考えることができるのは、大変やりがいがあると思いました。基金の研修では、研修生が(現職者ではあっても)世界各国に及んでいるので、使っている教材や指導環境が多様で、エンド・ユースの場である教室での指導まではなかなか見届けることができなかったので、今回のコースでは現場がすぐ近くにある利点を生かしてやっていく楽しみを感じました。」

長年の友情に感謝です。

姉妹校の伊藤さんが、「おめでとうございます」と言って、差し入れを届けてくれたこともうれしいことでした。伊藤さんとも学びを重ねてきました。みなさんの協働があって成り立っていることを改めて実感しました。登録日本語教師養成機関に向けて、誠実に、経験を積みあげていけたらと念じています。どうぞよろしくお願いいたします。

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日本語教師養成コースオリエンテーション

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オリエンテーション編集🎵