2023年9月15日(金)秋場所6日目、東京富士語学院2-4,2-5クラスの希望者15人と大相撲観戦に行きました。団体券は1500円だと思って申込者を募り申し込んだのですが、実際には高校生以上は3500円でした。学生たちに「ごめんなさい!3500円でした。どうしますか?私が差額を払ったら行きますか?」と聞きました。「先生、だいじょうぶ。全額払います!」。モンゴルのデギさんは「お相撲だいすき。朝昇龍がだいすきだったから。モンゴルつよいです。まだ9月15日まで時間があるから、アルバイトのお金をためます!!」。本当にやさしい学生たちでした。

私は小さいころからお相撲が大好きでした。「大相撲」「相撲」という雑誌を定期購読し、相撲についての知識を身に付けるとともに、相撲を通して、日本の地理、歴史、文化、考え方などを学んで来ました。昭和の蔵前国技館には何回も通いましたが、令和の両国国技館に行くのは初めてでした。

学生たちと相撲について事前学習して、当日を迎えました。

その9月15日。東京は2時半ごろから空が暗くなり、大雨が降り始めました。現地集合でしたが、私は、学校に来た宋金成さんと大雨の中、全身びしょぬれになって、両国国技館に着きました。

昭和の蔵前国技館はごちゃごちゃしたやさしさがありました。令和の両国国技館はすっきりとしたやさしさに変わっていました。

私たちの団体席は向正面12列、13列。すり鉢状の土俵が見下ろせる最上階。

私たちが席につくと、もう学生たちは座って観戦していました。お酒が好きな安伝美さんは、「鬼ころし」と「あたりめ」を片手に。その粋な姿に感動!

幕内の土俵入りは美しかったです。私たちは、本日の取組表と星取表を見ながら

「次はどっちが勝つと思う?」

「西、遠藤!」

「わたしは、東、佐田の海!」

そして賭けた力士が勝つと「やった!」とハイタッチしながら応援しました!

物言いがつき、審判が同体と説明し、取り直しの一番もありました。スマホでビデオをとっていた学生は、何度もそのビデオを見て、力士のスピーディーな動きに感動していました。

「すごい!すごい!すごーい!」

 

懸賞がたくさんかかると、「ワ~1.2.3.4.5.6.7.8.9.10。すごーい!」

 

隣の団体の中学生たちが大きな声で力士の名前を呼んで応援していました。

それにひきこまれるように、留学生たちも、

「たかけいしょう!!たかけいしょう!!!!!!たかけいしょう!!!!!!」と応援をし始めました。場内に、外国人、日本人を越えた一体感が広がっていきました。

最後の一番は豊昇竜と朝乃山。弓取り式が終わり、楽しい3時間はあっという間に過ぎていきました。

「日本の国技はすばらしい!楽しかった!!!!!!」

みんなで盛り上がった大相撲観戦でした。

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観戦後の感想の語る学生たち