コロナが少し落ち着いた2022年2年ぶりに非漢字圏からも留学生がやってきてくれました。
7月からは4クラス目である1-4クラスを開講することができました。ウズベキスタン人が4名、モンゴル人が1名、中国人が12名の多国籍クラスです。
最初の1か月では、クラスの土台を作っていくことが大切です。クラスの土台とは次の5つ。
💛学び合う協働体を作るークラスメートへのレスペクト
💛日本語で対話する姿勢を作る
💛学生がこころからかかわれる教材を考える
💛授業を構造化する。目標を明示する
💛その授業の目標が達成されたかどうか、評価を明確化する
この日、私は、学び合う協働体づくりに取り組みました。4グループに分け、4人いるウズベク人はそれぞれのグループに1人ずつにしました。グループ間が等質になる、ウズベク語を使わない環境を創出する作業です。
みんなで決めた約束ごとは
💛ウズベク語は使わないこと
💛みんなで学び合うこと
💛他者の発言をよく聴くこと
💛目標は「ひらがな」「カタカナ」の読みが確実になること
そして
💛『じゃんけんぽん』で始めること。
約束ごとを決めたら、かならず、まもることが大切です。まもらなければ、やくそくごとではなくなってしまうからです。
どのグループも、自分たちの「ひらがな」レベルに合わせて、楽しい活動をつくっていきました。
🌹1回ずつじゃんけんで順番を消えて、裏返したカードを神経衰弱の要領でとっていったグループ
🌹ひらがなカードを使って単語を作ったグループ
🌹ひとつのひらがなカードを見せて、
A「これはなんですか?」
B「な」
A「そうです。あげます」
B「もらいます」
🌹ひらがながわからないウズベクの学生にていねいに指導を続けたグループ
A「これはなんですか」
B「????」
A「はい。10分でおぼえます」
10分後
A「これはなんですか」
B「あ」
A「すばらしい!!!」
どのグループも学びの楽しさがひろがっていきました。
授業は学び合う協働体となり、祝祭となりました。
クリックして動画で学び合う協働体のようすをごらんください。
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